申し込み後、請求書とか送られてきて、「そうか、会社が費用を負担して仕事の一環として行かせるのが普通なのか」と思いつつ、自分は好き勝手やりたいので、費用は全部自腹でしたし、休暇をとって参加しました。
聴講したセッションの内容
プログラムはこちらにKeynote 1:マイクロサービスの実現に必要なのは、多くのコンピュータと新しい企業カルチャー!
そもそもマイクロサービスって何よ?ってところから始めなければなりませんでした。要は、一つのアプリケーションを細かなサービスに分割して、それぞれを独立して稼働させるということなのですね。細かく分けることによって、それぞれのサービスのリリースサイクルを回しやすくなるというメリットがありますが、実はそれ以上に、小さなチームに分割することによって、コミュニケーションコストを抑えるという隠れた効用があるようです。アプリケーションが成長すると、どうしてもチームメンバーが増え、意思疎通が難しくなりがちですが、分割によってチームを小さく保ち続ける、と。ただし、実装と同様、チームも常に改良を続けていく必要があり、チームの見直しのサイクルも回せ、とのこと。
Keynote 2:脳を模倣して人間のような知能を作る
超ざっくり言えば、「脳の機能を機械学習のアプローチで実現しよう」ということのようです。脳というのは、たかだか50個程度の領野のネットワークで機能しているのだそうで、それぞれの領野はそれほど難しい処理はしていないのだとか。全脳アーキテクチャ勉強会も面白そうです。BESOMも要チェックです。
ScalaによるMonadic Programmingのススメ
正直ついていけず。並行処理によってプログラムのパフォーマンスを向上させるには、Functional Reactive Programmingという概念を習得する必要があり、今後はこれが主流になるとのこと。そのためには、モナドを使いこなせることが大事だとか。うーん、難しい…。Go言語の可能性と開発事例
golang初めて見ました。「C++でプログラム書くのかったるいから新しい言語つくったった」というところに、Googleの文化を垣間見ました。GoroutineとかChannelとか、わからない概念がいくつかありましたが、それは実際使うときになったらおいおい勉強するということで。トリプルストア、RDF、SPARQL:今勉強しないと遅れますよ!
この辺は昔セマンティックウェブの文脈で少しかじったことがあったのですが…。最近では、セマンティックウェブというよりは、オープンデータの文脈でこの辺の話が再燃してきているのでしょうか。話が早くてついていけなかったので、もう一度スライドを見直して勉強せねば。聴講中に見つけた参考サイト:「RDF入門」
雑感
会場とか進行のしかたなんかは他のイベントや勉強会とそれほど変わらないのですが、明らかに違っていたのが、参加者のレベルでした。英語の講演に対しては当たり前のように英語でガンガン質問を飛ばしてきますし。そういうわけで、技術の最先端を追いかけられるという意味でも素晴らしいイベントだったのですが、質の高い参加者に自分がどれだけついていけているかを確認する意味でも、参加する価値がありました。
たぶん来年も参加します。
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