2015年8月26日水曜日

【世界のオープンデータ】 ケニアのオープンデータサイト

ケニア政府のオープンデータサイトが最近リニューアルしたそうです。
https://opendata.go.ke/

データカタログは最近割と見かけるポータルサイトと変わりないのですが、注目したいのは"Open Budget"というページで、どの公共事業にいくら予算を使ってて、その予算の出どころがどこか(他国からの援助でやってるものが多いっぽいのですが)というのがわかるようになっています。なにより、地図を見ればどこで何をやってるのがわかるのがすばらしいです。

地図上のマーカーにマウスを載せると、ポップアップで概要が表示されます。
マーカーをクリックすると、事業の詳細や進捗状況・予算の出所などが表示されます。


日本でも、どこで何をやってて、それにいくらかけてるのかが一目でわかるサイトがあるとおもしろそうですね。


2015年8月23日日曜日

「スマートシティとオープンデータ 〜データ活用によるまちづくりのイノベーション〜」を聴いてきた

2週間ほど前の話になってしまいますが、こちらのイベントに参加してきました。

いちおうNPOが主催ですが、横浜市の市政の一貫としてやってるみたいです。

話としては、行政や鉄道会社がデータの活用をどのように考えているかという点について、結構踏み込んだ話を聴けて、たいへん興味深いものがありました(バルセロナの大学教授の話は、技術寄りすぎてついていけなかったので、「なるほどそういう考えなのね」という程度の理解しかできませんでしたが)。

ただ、終わってみるとものすごい消化不良で、その理由は、講演全体において、「ビッグデータの活用」という点に話が終始してしまい、「オープンデータ」についての議論が一切なかったからでした。データをオープンにすることでどのようなイノベーションが生まれるのか、とか、データをオープンにするにあたっての課題は何か、とか、データをオープンにした具体的な事例、とか、そういう話は一切なく、ただひたすらデータを活用することの重要性を説いていたように思えました。


横浜市ってオープンデータ界では進んでいるほうだと思っていましたが、結局この程度の理解なのかな、と思うとちょっと期待外れとなってしまいました。これからの発展に期待です。