2013年11月2日土曜日

FOSS4G Tokyo 2013 の1日目に行ってきた

FOSS4Gのイベントに行ってきました。
イベントの詳細はこちら

モチベーションとしては、ここ最近(特に今年に入って)GISの仕事をするようになって、QGISをはじめFOSS4Gのツールにお世話になることがあり、情報収集の目的で参加しました。
ここまで完成度の高いアプリを無料で提供するってほんとにすごいです。今後の発展にも期待です。
 
聴いてきた話の内容を私なりにまとめます。

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基調講演

  • 電子国土Webが「地理院地図」という名前で公開された。
  • タイル画像(「地理院タイル」)が使いやすくなった。
    • 「国土地理院」または「地理院」の表示だけで使える(申請不要)。
    • ディレクトリ構造が単純になった。

 

MapWinGIS

  • MapWindowのエンジン部分に使われている。
  • MPLライセンス。
  • 今後はDotSpatialに移行すると思われるが、日本語の情報がなく、高度すぎて難しい。
  • 当面はMapWinGISなのかな。
  • MapWindowのToolBoxのソースを見ると、GDALの使い方とか勉強になるよ。
  • ベクターデータで読めるのはESRI shapeファイルだけだが、ogr2ogrとかでshapeに変換すれば取り込める。
次の仕事でMapWinGISを使おうと考えていたところで、タイミングよくお話を聴けたのは本当にラッキーでした。
 

FOSS4Gの10年

  • 10年前、FOSS4Gはちょうど実用化しはじめた時期。
  • 2000年代前半~半ばは、使えるFOSS4Gツールが限られており、日本ではオークニーしかやってなかった。
  • 2005年あたりから、Google mapsだのiPhoneだのコンシューマー向けの技術が進歩。
  • 最近ようやくパーツがそろってきた。ハード、ソフト、コミュニティ +データ
  • これからは、「データを徹底的にいじくる(QGIS, GRASS)」と「結果をすぐに配信する(MapBox …自分の地図を配信できるクラウドサービス)」が中心に。従来、配信するシステムを開発するフェーズが間にはさまっていたが、配信サービスの充実によって、 システム開発はなくなる方向に。

 

伊豆大島クライシスマッピング報告

東日本大震災のときのsinsai.infoの話も聞きましたが、それよりさらに迅速に開発・情報共有できるようになっていると。地理院など関係各所との連携も進み、データ提供がスムーズに。ただただ感心するばかりでございます。

 

pgRouting

  • 経路探索を行うPostGIS拡張
  • 最近バージョン2.0が出た。
  • SQLで経路探索ができる select * from pgr_dijkstra みたいな感じ。
  •  コストの調整ができる(信号があればコストを減らす、一方通行の場合逆走コストを倍にする、上り坂は倍にする)。
  • すべてのコストを動的に計算できる(交通事故で通れない、悪天候で通れないなど)データのリビルドが不要。その代わり、検索速度は遅くなる。

 

パネルディスカッション GEOxCODE

  • データの作成の部分はある程度確立されているが、表現部分(特にサーバにアップして配信するしくみ)がfoss4gではまだ足りないのでは?
  • 表現部分はJavaScriptでやるとしても、アプリケーションとしてまとめあげるのはRubyかPythonじゃないか。
  • ビッグデータまわり(解析まわり)のオープンソースプログラムがまだ足りないんじゃないか。その辺をOSGeo.JPで作っていってもいいんじゃないか。
  • 解析・表現方法についてのディスカッションが蓄積されていくといいんじゃないか。
  • FOSS4Gを整備するためのGeoじゃない人が必要なんじゃないか。
プログラム言語の議論が中心で、個人的にはかなり興味深く聴いてました。
データ表現は、WebならJavaScriptかHTML5になるんでしょうし、デスクトップならPython+PyQtとか使うと、ほかのツールとの連携とかよくなるんじゃないかと勝手に考えたりしていました。

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